先生たちが選んだインクの色は?1000件のデータで判明した意外な真実
当店の先生スタンプ(イラスト入りデータネーム印)を購入するとき、インクの色で迷ったことはありませんか?「赤にしようか、朱色にしようか」「藍色って実際どんな人が使うの?」——そんな疑問に、実際の注文データでお答えします。

当店「絵のはんこドットコム」では、長年にわたってイラスト入りのシャチハタ印鑑を販売してきました。今回は直近1,000件の注文データを分析し、先生スタンプ(イラスト日付印)のインク色の選ばれ方をリアルに公開します。感覚や印象ではなく、実際のデータに基づいた情報なので、選び方の参考にしていただけるはずです。
ちなみに、当店の先生スタンプは市販の日付印とは一線を画すオリジナルイラスト入りです。一般的な日付印は文字のみのシンプルなデザインですが、当店ではシマウマ、レッサーパンダ、シャチなど、印面にオリジナルのイラストが入ります。だからこそ、インクの色ひとつでスタンプ全体の雰囲気がガラリと変わります。「どの色にしようか」という選択が、普通の日付印より格段に楽しくなるのも、イラスト入りならではの特徴です。
インク色ランキング:1位は圧倒的な「赤」
まず結果から見ていきましょう。
| 順位 | インク色 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 赤 | 622件 | 62.2% |
| 2位 | 朱色 | 242件 | 24.2% |
| 3位 | 藍色 | 81件 | 8.1% |
| 4位 | 緑 | 27件 | 2.7% |
| 5位 | 紫 | 19件 | 1.9% |
| 6位 | 黒 | 9件 | 0.9% |
1位の「赤」が全体の62.2%、つまり約3人に2人が赤を選んでいます。2位の朱色(24.2%)と合わせると、赤系統だけで実に86.4%。先生スタンプにおいて「赤系のインク」がいかに圧倒的な定番かがわかります。
「赤」と「朱色」の違いって何?
データを見て「赤と朱色って何が違うの?」と思った方もいるかもしれません。同じように見えて、実は明確な違いがあります。
赤(レッド) は、青みを含まない鮮やかな純粋な赤。視認性が高く、パッと目に入ります。プリンターで印刷した赤に近いイメージで、明快でクリアな印象を与えます。
朱色(しゅいろ) は、黄みがかったオレンジに近い赤。古来から日本の印鑑に使われてきた伝統的な色で、落ち着いた温かみがあります。認印や公印に使われることが多く、「ちゃんとした印鑑」という雰囲気があります。
ちなみに、町の文具店やはんこ屋さんで売っている既製品のシャチハタネーム9は朱色です。
先生スタンプという文脈で言えば、赤はアクティブで採点・添削のイメージ、朱色は少しフォーマルで風格ある印鑑のイメージ——そんな使い分けで考えると選びやすいかもしれません(あくまで当店の見解です)。
「とにかくはっきり目立つものを」→ 赤 「伝統的な印鑑らしさを大切に」→ 朱色
なぜ先生は「赤」を選ぶのか
62.2%という圧倒的な赤の人気。その理由として、いくつかのことが考えられます。
① 採点・添削のイメージが強烈に刷り込まれている
先生にとって赤は単なる色ではなく、「仕事の色」です。テストの採点、宿題の丸つけ、作文の添削——長年の教育現場で、赤ペン・赤インクは先生のシンボルカラーとして定着してきました。スタンプのインクを選ぶとき、自然と赤に手が伸びるのは、こうした刷り込みがあるからではないかと思われます。
② 視認性の高さが実用的
生徒の書いた黒い文字の上に押すことが多い先生スタンプ。赤は視認性が高く、「押した」という事実が一目でわかります。「見たよ」「確認した」というメッセージを素早く伝える道具として、赤は機能的にも向いていると考えられます。
③ 保護者への見せやすさ
宿題や連絡帳に押されたスタンプは、生徒だけでなく保護者も目にします。赤は「先生が確認してくれた」という安心感を保護者に与えやすいのではないかと思われます。コミュニケーションツールとしての側面もあるかもしれません。
朱色を選ぶ先生はどんな人?
2位の朱色(24.2%)を選ぶ先生についても、いくつかの傾向が想像されます。ただしこれはデータによる裏付けではなく、想像になってしまいますが。
一つはこだわり派。「赤じゃなくて朱色が好き」という審美的な理由で選んでいる方が一定数いるように見受けられます。朱色の持つ温かみや、印鑑らしい風格を好む先生に支持されているのではないかと思っています。
もう一つは実印・認印を普段から使い慣れている方。日常的に朱肉を使う立場の方(管理職の先生など)が朱色を選ぶケースも多いのではないかという印象があります(データによる確認ではありません)。
また、教科や場面によって使い分けている先生もいらっしゃるのではないでしょうか。「採点用は赤、連絡帳用は朱色」といった複数注文も見受けられます。
藍色は誰が選ぶ?一般と先生で異なる傾向
3位の藍色(8.1%)は、実は興味深いデータです。
当店では先生スタンプ以外にも、一般向けのイラストシャチハタ(ネーム9)を販売しています。そちらのデータと比較すると、先生スタンプと一般向けではインク色の選ばれ方が大きく異なります。
一般向けのネーム9では朱色が約56%で1位ですが、先生スタンプでは赤が圧倒的1位。この違いは、用途や職種によってインク色の好みが変わることを示唆しているのかもしれません。
当店の肌感覚では、藍色はコンビニや事務系の用途で使われることも多いのではと感じています(あくまで印象で、データで確認したわけではありません)。藍色(ネイビー)は黒に近い落ち着いた色で、書類への押印に馴染みやすい特性があります。そのイメージから、日常的な事務作業での使用に向いているのかもしれません。
先生スタンプで藍色を選ぶ方(8.1%)については、「目立ちすぎず落ち着いた印象にしたい」「採点以外の事務用途にも使いたい」といった理由が考えられますが、実際のところはどうなんでしょう?教えて貰えると嬉しいです。
緑・紫・黒を選ぶ少数派の理由
4位以下の色を選ぶ方は全体の5.5%と少数です。それぞれの理由は購入者に直接確認したわけではありませんが、いくつか考えられる背景をご紹介します。
緑(2.7%) 「赤や朱色と被りたくない」「複数持っていて使い分けたい」といった理由が考えられます。目に優しい色合いが好まれているのかもしれません。
紫(1.9%) 個性的な色を好む方や、「他の先生と被りたくない」という差別化ニーズが背景にあるのかもしれません。
黒(0.9%) 最も少ない黒は、フォーマルな場面での使用を想定している方に選ばれているのかもしれません。採点よりも書類管理寄りの用途が想像されますね。
インク色別・おすすめの使用シーン
選び方に迷っている方のために、用途別にまとめます。
採点・丸つけメインなら → 赤 視認性抜群で、生徒にも保護者にも一目でわかります。最もスタンダードな選択です。
印鑑らしさを出すなら → 朱色 朱肉の色と似ているので印鑑らしい風格があります。
事務処理・書類管理が多いなら → 藍色 落ち着いた色で書類に馴染みやすく、目立ちすぎない実用的な選択です。
他の先生と差をつけたいなら → 緑・紫 職員室でスタンプを複数並べたとき、すぐに自分のものとわかります。
シンプルに内容を伝えたいなら → 黒 汎用性は高いですが、先生スタンプとしては少数派のようですね。
まとめ:データが示す「先生スタンプの正解」
1,000件のデータが示した結論はシンプルです。
先生スタンプのインク色は、迷ったら赤、もしくは朱色。プレゼントにするなら赤をお勧めします。
62.2%が赤、24.2%が朱色——合計86.4%がこの2色に集中しています。長年の教育現場で培われた「先生といえば赤」というイメージは、データにも如実に表れています。
ただし、少数派の色を選ぶことが「間違い」というわけではありません。藍色・緑・紫にはそれぞれ合理的な理由があり、用途や個性に合わせた選択として十分に有効です。
「迷ったら赤」、「こだわりがあるなら朱色」、「事務用途が多いなら藍色」——この基準で選ぶと失敗がないでしょう。
そして忘れてほしくないのは、当店の先生スタンプはインクの色だけでなく、印面のイラストも自分で選べるという点です。市販の文字だけの日付印とは違い、押すたびに少し気分が上がるような、世界にひとつのスタンプになります。インク色選びも、そんな楽しさのひとつとして捉えていただければ嬉しいです。
次回は書体編をお届けします。「丸ゴシック」が圧倒的1位という結果が出ていますが、なぜその書体が選ばれるのか、書体ごとの印象の違いとともに解説します。

